分類:Iron, IAB-ung /
発見:1911年 /
産地:オーストラリア・西オーストラリア州ナラボー平原
サイズ:25x19x2mm|5.8g
【マンドラビラ隕石】
マンドラビラ隕石は、オーストラリア・西オーストラリア州ナラボー平原で1911年に発見された鉄隕石で、確認された総重量は約22トンにのぼり、主要塊だけで12.4トンもの総量があります。
はじめは少量発見されたものの、1966年の地質調査で12.4トンと5.44トンという二つの巨大塊が約180メートル離れた地点に横たわっているのが確認され、世界的な注目を集めました。
その後も調査が続き、現在までに計22トン以上の破片が回収されており、オーストラリアで発見された隕石としては最大の規模となります。
マンドラビラ隕石の組成は鉄ニッケル合金が65〜75%を占め、さらに体積比で35%ものトロイライト(硫化鉄)を含みます。
切断・酸腐食処理を施すと、中粒オクタヘドライト特有の美しいウィドマンシュテッテン構造が現れます。
側面には黒褐色のクラスト(融解外皮)がみられ、これは大気圏突入時に秒速数十キロメートルで燃え尽きながら地上へ向かった証です。
ケース付きの扱いやすいサイズながら、切断面・側面・クラストの三つの「顔」がすべて楽しめる、標本としての完成度の高い一品です★