2026/06/14 20:57
セリコ隕石
セリコ隕石は、2016年にケニア東部のセリコ地区(北緯1度5分、東経39度6分付近)で発見されました。
発見当初から金属質の母岩の中にきらめく結晶(オリビン)が確認されており、2017年に正式に「パラサイト(石鉄隕石)」と認定されました。
これまでに発見された総量は約2.8トン、中には100kgを超える大型の個体も含まれています。
比較的近年の発見であることから、状態の良い標本が市場に出回りやすく、比較的安く手に入るパラサイト隕石です✨
パラサイト隕石
隕石は大きく「石質隕石」「鉄隕石」「石鉄隕石」の3種類に分けられますが、パラサイトはこの石鉄隕石に属するグループです。
最大の特徴は、銀白色に輝く鉄・ニッケルの金属母体の中に、緑色の鉱物「かんらん石(オリビン/ペリドット)」が結晶として散りばめられている点です。
ペリドットという宝石が地球上で初めて確認されたのも、このパラサイト隕石です。
形成過程についてはまだ完全には解明されていませんが、太陽系初期にできた微惑星が衝突・破壊された際、その核とマントルの境界付近にあった物質が宇宙空間に放出されたものと考えられていたり、重力のない状態で形成されたパラサイト隕石という主張もあるそうです。
一般的に石鉄隕石は、重力により重い鉄が惑星の核部分に沈み、軽い石部分が上部に分離するその間部分を指すのですが
地球みたいに大きくなく、重力も小さい場合の惑星では、マントル、外核、内核のような分化が起こらない可能性もあるそうです😲
そのため、パラサイト隕石は鉄やニッケルの中に、大きなカンラン石が浮遊している・・・
石鉄隕石の形成に関してはまだまだ議論が続いているようですが
大ぶりのパラサイト隕石はそれだけで存在感があり、惑星の中間部分だけではない不思議さと魅力があります。
セリコ隕石のクオリティ
一般的にパラサイト隕石のクオリティは鉄の錆びにくさと、ペリドットの透明度によります✨
1番透明度が高いのが、エスケル隕石で宝石並みのお値段でなかなか手が出せるパラサイト隕石ではありません💦
反してセリコ隕石はペリドット部分が深緑で透明度も高くない、言ってみれば錆びやすい隕石になります。
ペリドット(オリビン)がマグネシウムと鉄の固溶体であるため、鉄(Fe²⁺)の含有比率が色を決める主因で、鉄が少なくマグネシウムが多いほど淡い黄緑、鉄の割合が増えるほど深い緑〜オリーブ系の色になります。同じ隕石の中でも結晶ごとにこの比率がわずかに異なるため、一つの標本内でも色味に幅が出ます。
セリコ隕石はこの鉄分が多いので錆びやすく、ペリドット部分の透明度も低いです。
セリコ隕石の原石ペンダント
セリコ隕石は隕石の中でも大型の隕石をカットした断面があるものではなく、原石そのままの形で身につけられる数少ない隕石です🪐
他の隕石と違い、表面にもうっすらとペリドットが見られる味わいのある隕石ペンダントになります✨




